1月30日 去年はいろいろなことがおこった。母の様子がおかしくてアルツハイマーと診断され月1回精神内科へ受診。腎臓内科に眼科にと病院通いの日々。怒っちゃいけないとわかっていたも何度も同じことを聞かれるとつい声が大きくなる。パートもやめた。家計もあずかった。これがまたパニック。今まで金銭面にはいっさい口を出せなかったから急に渡されてもね。。。頑張るしかない のぶくんは大反抗期に入り医学部に行くというので青雲学園を受験して合格したのに今は海洋学者になりたいという。小学校から塾にやり中学も受験させたのに寮に入れるのがかわいそうで手元においた。中学から行かせればよかったかな。。。男の子なんだから親の言う通りにはいかないと師匠は言うから砂をかむ思いで自分に納得させた（たぶん。。。） 私には母が二人いる。産みの親と育ての親。ここには書けないが私は父が大嫌いだった。でも育ててくれた母を見送るまではここにいると決めている。産みの親は私を置いていくことを条件に再婚していった。私は祖父母や叔父叔母に育てられていた。それでも私は産みの親を恨んではいない。 育ての母が子供が産めない体になり裁判で父に引き取られた。私が5歳の時。そう、私はその時を覚えている。祖父母や母、叔父叔母に見送られ、父親の違う赤ちゃんの弟もいた。 去年の11月に叔母から電話で産みの母がホスピス入り今年持たないかもと。のぶくんの外泊日に一緒に行った。私は母の家族にはいらない存在だからと思っていたのにひっそり母に再会するのかと思っていたら母のご主人と次男の弟が待っていた。25年ぶりくらいの母会った。母の家族にも迎えられた。うれしい驚き。 叔母から聞かされたのは父は祖母（父の母）に反対されても産みの母と一緒に住んでいた。おなかに私がいたのに何度も落ちた医者の国家試験に合格した途端祖母に呼び戻され就職先の病院に祖母のおめがねにかなった育ての親と結婚。何も言わずに産みの母から姿を消した。そんな父。わからないでもない。そんな父だ。 こうして母とのぶくんと私3人、私が働かなくてもいいのは父のおかげと感謝はしている。でも。。。 のぶくんには黙っているつもりだったけど1回のお見舞いできっと母のこと忘れてしまうと思ってすべて話した。「重たい話だね。」といって理解してくれた。さすが我が息子。本当のおばあちゃんを忘れてほしくなかった。あの時代、私を一人で産んでくれた。心細かっただろうに。だから私を置いて再婚しても恨んではいない。父と結婚するより今のご主人と結婚したほうが絶対幸せと思うから。 こうして客観的に自分をみる私がいる。